今回が『YVAN.のパーマが他のサロンよりキレイにかかる理由』の最終章になります。
まだpart.1、part.2をご覧になって無い方は是非、そちらも合わせてご覧いただけると幸いです。
では、パーマの失敗の代表例の
『パーマをかけたが、パーマがすぐ取れてしまった。又はパーマがかからなかった。』
の問題をクリアにしていきたいと思います。
そもそも『パーマをかけたが、パーマがすぐ取れてしまった。』とか『家でシャンプーしたらパーマが落ちた』は → もともとパーマはかかってません。
1回シャンプーしたくらいで落ちるパーマは、パーマがかかっているとは言えないです。
原因はケースによって様々なので、一概に言えないのですが、
part.1で書いた『髪質にパーマ液の還元剤(有効成分)が合ってない』という可能性が高いです。
または、part.2で書いた『アルカリ値が高い(または残留アルカリの影響)ため、ダメージが進んでしまった』という場合もあります。(この場合、ハッキリと髪が痛んだと分かるレベルです。)
あとは、パーマの反応が不十分な状態で中和(2液目)をしてしまっている可能性もあります。
これらは「パーマをかけたが、すぐ落ちてしまった」という症状の方で考えられる原因ケースです。
あと、『パーマの持ちがあまり良くない。毎回パーマの度に髪の毛が痛んでしまう。』という方。
ちゃんとヘアサロンで、ロッドを巻いて1剤を付けて、シャンプー台でしっかり水洗をして、2剤を付けてもらってますか!?
1剤の後のシャンプー台での水洗が、ないがしろになってませんか!?
そこが原因である事が、世の中のヘアサロンの80%以上あると思います!!
Q:パーマは、『いつ?どのタイミングで?』 かかっているのでしょうか!?
A:1剤でパーマをかけて、2剤で固定させる。
この答えでは60点くらいです。
A:1剤で髪の毛の内部にパーマの還元剤(有効成分)を届けられるようにし、シャンプー台でお湯で水洗をし、不要になったアルカリ剤を限りなく洗い流し、髪の毛内部に残った有効成分の働きを促進させ、十分なカール感が髪の毛についたら、2剤で固定させる。
この答えが100点だと思います。
つまり、、パーマの1剤の水洗には2つの意味がある!という事です。
『アルカリ剤を洗い流す』 『パーマの還元剤を促進させる』
この2つの意味があるのです。
アルカリ剤を洗い流さずに2剤で固定させると、髪の毛はどうなってしまうか?
髪の毛内部にアルカリ剤が残ってしまい→ダメージの原因。パーマのダレてしまう原因。になってしまいます。髪に悪いことだらけです。
(髪の内部で還元剤が最も効率よく、髪に作用する温度は38℃〜です。お湯で水洗する事で、効率よくパーマがかかるのを促進させるのです。)
水洗しないヘアサロンには怒った方が良いです。(絶対)
以上が『YVAN.のパーマが他のサロンよりキレイにかかる理由』の内容です。長い記事をご覧頂き、ありがとうございます!!
最後に、
今回書いたことがパーマの全てではないですが、パーマにおいて最も重要なことを抜粋して書いてあります。
どうして世の中に『良いパーマ』と『悪いパーマ』が存在するのだろうと考えた時に、答えは明確であり、単純なのです。
世の中の パーマ=悪 パーマ=ダメージ というイメージは、ヘアサロン側の勉強不足や人手不足、怠慢に責任があり、これらを払拭するのは容易ではないです。
粗悪な格安のヘアサロンが材料費を削って、時間効率の為に必要な作業を省いて、流行だけを追って宣伝をしている、今の日本の現状のヘアサロン業界ではパーマの認知は変わらないかもしれません。
ただ、パーマにプラスのイメージを持つ方が少しでも増えていくように、発信、提案をしていこうと思います。
それは、私たちがパーマが好きで、ヘアデザインが好きで、美容が好きだということ。
もっと多くの人に、パーマをかける事で、広がるヘアデザインの幅を見て欲しいし、新しい自分を発見して欲しいと思っております。
いつでもご相談ください。 三鷹美容室|YVAN. (イヴァン)
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