YVAN.のパーマが他のサロンよりキレイにかかる理由 part.1の続きです。
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part.1でもお伝えした話の続き
では、そもそもパーマにおいての『失敗』とは何でしょうか!?
- パーマをかけたが、パーマがすぐ取れてしまった。又はパーマがかからなかった。
- パーマをかけて、髪が痛んでしまった。髪がゴワゴワする様になった。
- そもそもパーマが似合ってない。パーマがかかり過ぎておばちゃんパーマになってしまった。
このパーマにおける『失敗の3大原因』のうちの、2番目
『パーマをかけて、髪が痛んでしまった。髪がゴワゴワする様になった。』
という問題をクリアにしていきましょう!
part.1でお話しした「髪質に合わせてパーマの有効成分を決めましょう」というところで、髪質への適切なアプローチは出来ました。
次に必要なのは『髪のダメージ状態に合わせて、アルカリ値を決めましょう』ということなのです。
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『アルカリ値』って何!?
と思われる方もいらっしゃると思うのでご説明いたします。(ほとんどの方が知らないですよね^^;)
パーマ剤とは、簡単に言うと、『還元剤(有効成分)とアルカリ剤を混ぜたもの』なのです。
そのアルカリが髪のキューティクルを開き、還元剤を髪の内部へ届けます。
アルガンオイル配合とか補修成分配合とか記載されているモノが沢山ありますが、
もっとも重要なのは『還元剤の成分が何で』『アルカリ剤が何なのか』ということなのです!
パッケージがいくら可愛くても、広告のお姉さんがいくら可愛くても、関係ありません!
どんなパーマ剤も『還元剤(有効成分)とアルカリ剤を混ぜたもの』なのです。
アルカリを見極める為に大切なことは2つです!!
1、そのパーマ剤に含まれているアルカリ剤が、一体何なのか!?
2、アルカリ値はいくつなのか!?
この2つです!
まず、アルカリ剤としてパーマ剤に使われる成分で代表的なのは4つです。
- アンモニア
- モノエタノールアミン
- 重炭酸
- アルギニン
この4つです。 アンモニアくらいは知ってるよ!という方やエナジードリンク好きな方だとアルギニン知ってるよ!という方もいらっしゃるでしょう。
これらのどれが良くて、どれが悪いという話ではありません。
4つともバラバラの個性がある!ということです。
1番代表的なアルカリ剤は「アンモニア」でしょう。一番多くのパーマ剤に入っており、安全性が比較的高く、揮発性なので、髪に残りにくいので、最も使われています。
ご存知の通りツンとした匂いがあります。
揮発性ですので、徐々に効力が弱くなって行きます。
時間にすると約8分は右肩上がりに作用します。その後は、段々と作用が弱くなっていきます。
(*カールテストの1回目が9分以上放置してからの美容師は、パーマの事をあまり知らない可能性があると思います。)
2番の「モノエタノールアミン」(モノエタノール)は、これ自体は非常に毒性が強いです。ですが、無臭なのです。
匂いがしないから、優しいお薬!なんてことはありません!!基本的には強いパーマ剤に使われます。
*揮発性では無い為、市販のカラー剤にも使われます。(長期にわたって店頭に並んでても大丈夫なように、アンモニアではなくモノエタノールが使われてます。)
作用の特徴は、ずーーと効き続ける(キューティクルに作用し続ける)
イメージとしてはこんな感じ→
なので、髪が太く、キューティクルが開きにくい方に使用するには有効と言えます。
ですが、揮発しない為、アルカリの除去が必要になります。(加水分解もしない為、シャンプーしても基本的に落ちません)
3番の重炭酸系のアルカリ剤の特徴は、phがあまり高くならないので、髪の毛への負担は穏やかと言えます。
アンモニアなどと比べると、作用する速度が遅く、作用時間も5〜6分と短いため、単品で使用される事はほぼありません。
(重炭酸系は、そこまで覚えなくても大丈夫と思います)
4番のアルギニンは非常に優秀です。
エナジードリンクに入っているので、多少馴染みがあると思います。アルギニンはアミノ酸の一種で、トリートメントにも入れられる事のある成分です。
アンモニアなどと比べると反応が穏やかで、非常に優しいアルカリ剤であるといえます。
髪に残留する心配も無いです。phはアルカリ性に傾きますので、調整をしますが、アミノ酸なので、普段の生活をしているうちに、簡単に正常に戻ります。
この4つの特徴を知りつつ、使用しているパーマ剤にどのくらいアルカリが含まれているかを理解していれば、確実にパーマによるダメージは最小限に抑える事が出来ます!
(*アルカリ値はメーカーに問い合わせるか、ディーラーに訊ねると教えてくれます。YVAN.ではアルカリ値を教えてくれないメーカーのパーマ剤は使用しません!)
近年の日本人女性の約80%がヘアカラーをしていることが市場調査で判明しています。
カラーをしているという事は、
1、髪にアルカリが残留している可能性が高い。
2、ダメージを受けていて、アルカリを最小限抑えてもパーマがかかる。
この2点を美容師はイメージをして、お客様にパーマをかける必要があります。
*特にホームカラー(市販のカラー剤)を使用している方の髪の毛は、確実にアルカリ(モノエタノールアミン)が残留しています。
美容室には、今の時代、ノンアルカリ(超低アルカリ)(酸性)のパーマ剤を何種類か店に置いておく必要があると思います。(髪質に合わせられるよう、還元剤の種類を何タイプか)
格安ヘアサロンだとパーマ液の種類は多くても5〜6種類でしょう。それでお客様全員の髪質を網羅する事は、ほぼ不可能だと思います。
まず、髪のダメージを限りなく0に近くパーマをかける為には、アルカリについて知る必要があります!!
これが2つ目の「YVAN.のパーマが他のサロンよりキレイにかかる理由 」です。
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